バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

どうして瑞浪に来たの?

こんにちは。

バレエ·アカデミー瑞浪&恵那のマリ康子です。

 

青森県出身の私が岐阜県瑞浪市で教室を開いている事について、よく質問を受けます。

「縁も所縁もないこんな田舎にどうして来たの?」と。

今日はそのエピソードをお話ししたいと思います。

 

フランス留学から日本に戻った私は、子供の頃通っていた秋田県のバレエ教室の先生の元で、指導者としてお仕事をしていました。

そんな中、東京時代お世話になっていたバレエ団の師匠から突然、

「岐阜の瑞浪っていう所にバレエ教室が無いみたいだから、そこで教室を開いてみたらどう?」というお話しをいただきました。

師匠の知り合いの陶芸家が瑞浪で作家活動されていて、師匠も時々こちらへ遊びに来ていたので、この辺りのバレエ教室事情をご存知だったようです。

 

当時私はフランス人の主人と遠距離恋愛をしていたので、師匠が私たち二人の将来を心配してくださり、「二人で新しい生活をスタートさせるならここがいいんじゃない?」と、この話を勧めてくれました。

寒い2月に鴨鍋パーティーに参加がてら、瑞浪やその周辺の町を師匠と共に見学に来ました。そこで出会った方々は、陶芸家、木工家具作家、染色家等々、たくさんのアーティストの人達でした。

主人は田舎で木版画制作をしていきたいと希望していたので、

「ここでなら主人も木版画をやりながら、この方たちと楽しくお付き合いしていけるかも!」

「私も名古屋でレッスン出来るし、舞台も観に行ける。東京までも日帰り出来る!」

「ゼロから始めるんだし、生徒が集まらずダメだったらやめてもいいし。」

こんな気楽な気持ちで決断しました。

 

そして7か月後の1996年9月には、バレエ·アカデミー瑞浪を開校し、次の年の1月には恵那市にも。そして開校から丸2年の10月に第1回目の発表会を開催しました。

 

こんな軽い気持ちで始めた教室も、あっという間に21年が経ちました。

今では、沢山の生徒たちに囲まれ、毎日楽しくレッスンすることが出来ています。

大きな決断でしたが、このように決めて本当に良かったと思っています。