こんにちは、
バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。
1日目
デンマーク スタディツアー 1日目 - バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し
2日目
デンマーク スタディツアー 2日目 Part1 - バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し
デンマーク スタディツアー 2日目 Part2 - バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し
3日目
デンマーク スタディツアー 3日目 Part1 - バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し
今日はツアー3日目の午後に訪れた学校についてお話しをしたいと思います。
デンマークでは小中一貫教育となり、日本で言う年長さん(6歳児)を0年生と言い、9年生は中学3年生になります。
デンマーク3日目の午後は、公立小中学校を訪問させていただき、9年生と対話する機会を得ました。
ここの学校は0年生~9年生まであります。
1クラス 25人前後
1学年 3~4クラス
生徒数 680人
教職員他スタッフ 70人
標準的な規模の学校ということでしたが、日本の小学校よりも教職員の数が多いように感じました。
初めに校長先生(真ん中の女性の方)から、学校についてのお話しかがありました。
( 右側の方は副校長先生、左側の方は通訳のソーレンさん)
ADHDなどの発達障害の生徒も一緒に学ぶインクルーシブ教育を採用していて、生徒と先生、親と先生、校長先生やペタゴのスタッフがそれぞれに対話を重ね、生徒が安心して学べる環境を整えてあげることを最優先にしている、との説明。
場合によっては、生徒に別の学校に転校してもらうこともあるそうですが、その場合でも、生徒・親・教師・ペタゴと何度も話し合いを持って、生徒本人にとって何がベストなのかを考えて決めるそうです。
とても時間がかかるし、学校も教師もペタゴにとってもとてもエネルギーの要る作業になりますが、 それでも生徒一人一人にとって何が必要でベストな方法なのかを一緒に考えてくれる、という社会システムが子どもに対して、とても手厚いな、と感じました。
校長先生のお話しの後は、中学3年生との対話の時間でした。
「先生ってどんな存在?」
聴いてくれる・理解してくれる・手伝ってくれる・勉強だけじゃない色々な場面でサポートしてくれる
「親はどんな存在?」
自分のために聴いてくれる・問題解決を手伝ってくれる・一緒にいてくれる・生き方を見せてくれる・心の中にあることを打ち明けられる
「幸せって何?」
ヒュッゲ・文化・民主主義・お金・自分の意見が言える
「大人になるってどんなこと?いつから?」
一人暮らしを始める時・自分の人生に責任を取り始める時・お金を払ったり自分で自分をコントロールできる時
等々、いくつかの質問を通して、デンマークの中学3年生がどんな風に考えているのかを知る機会となりました。
日本の中学生と比べ、常に色々なことについて考えて、自分の意見というものを持っているんだろうな、という感じを受けました。
そして、自分の意見をはっきり表明したい、みんなの前で発言したい、聞いてもらいたい、という意志が感じられ、 日本の中学生との違いを感じました。
中学生との対話の後、今回のスタディツアーに参加した方たちと、学校の校舎をバックに記念撮影。
こんな広い芝生のサッカー場もあり、のびのびと毎日を過ごしているんだろうなあ~と、羨ましい気持ちになりながら、今日1日の学びを参加した方たちとシェアしながら、帰りました。