バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

無条件の受け入れ

こんにちは。

バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。

 

先日の多治見市市民文化祭は、反響が大きくて、驚いております。

生徒も私もいつも通りだったのですが、生徒のエネルギーが満ち溢れていた結果、お客様を感動させ、それが生徒たちの成長に繋がったのだと思います。

 

前回のブログ

多治見市市民文化祭参加 2019

では、〈たった2日間のセミナーが大きく変えてくれた〉ということをお話ししました。

今日は。生徒たちが成長したもう一つの要因について、お話しをしたいと思います。

 

それは、 お母さん方のお子さんに向ける気持ちです。

 

 

1年前にこの文化祭に参加した時のリハーサルでは、なかなかスムーズに進まず、生徒と私はぶつかりあっていました。

けれども今年は全くそれがありませんでした。

生徒たちもそれを感じていたと思います。

 

「1年前と何が変わった?」

「やる気が変わった!」

「そっかぁ。じゃあ、何がきっかけで変わった?」

「発表会の後、お母さんにメイク道具買ってもらったから!」

「へ~、メイク道具でやる気出たんだ。」

「うん、めっちゃやる気出た!!」

 

これはレッスン中の生徒と私の会話です。

この会話の中で私が感じたのは、 メイク道具を買ってもらったからやる気が出るようになったのではなく、バレエに対する想いを、お母さんが受け止めてくれたからなんだな、ということです。

つまり、

〈買ってくれた〉

ということが重要なのではなく、やりたいと言ったことに対して、お母さんが

〈認めてくれた〉

ことが、この生徒にとってとても嬉しいことだったのです。

 

もしここで、例えば 「買ってあげるから、勉強も頑張りなさいよ」 なんて、こんなことを言ってしまったら、子どもたちは無意識に、〈バレエを頑張るためには、勉強を頑張らないといけない〉と、思ってしまいます。

 

私も子育て真っ最中なので、時々こんな風に条件を付けて、娘にあれこれ言うことがあります。

例えば、

「少しは勉強しなさい。やらないとスマホ使えないようにするよ。」

「掃除機かけて。」

「やだ。」

「家の手伝いしなかったら、〇〇しないよ。」

なんて言う会話もしばしばあります(^^;

まぁ、全くもって効果はありません。

 

つまり、残念ですが、思い切りバレエを頑張る子には育たない、ということなのです。

そして、結局はバレエも勉強も思い切り頑張れなくなってしまいます。

 

子どもは、自分のやりたいことや好きなことをお母さんが無条件に認めてくれて、初めてやる気が生まれます。

その時には物凄いパワーやエネルギーが湧いてきます!

それを、条件を付けてしまった時点で、そのパワーは薄れてしまいます。

お母さんが無条件で受け入れ、見返りを求めないことが大事なんです。

大丈夫!条件を付けなくても、お子さんはちゃんと分かっていますから。

 

 

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今年の多治見市での文化祭は、こうしたお子さんのやる気を、無条件で受け止めて下さったお母さん方が大勢いらっしゃったと思うので、子どもたちは思いっきり、伸び伸びとレッスンに取り組んでくれたんだと思います。

その結果、生徒たちの技術も心の成長も大きく成長したのだと思います。

 

 

子どもたちは、

お母さんに認めてもらいたい!

という気持ちが凄くあります。

お母さんがお子さんの気持ちを無条件で受け入れてくれれば、子どもは勝手にやり出します。

それが今回証明されたと思います。

私は、バレエというツールを使って、子どもたちのやる気を引き出すお手伝いしか出来ません。

 

でもこうして、私自身が大好きなバレエを通して、このようなお手伝いが出来ることに、とても遣り甲斐を感じますし、こうやってついてきてくれる生徒たちを誇りに思っています。

 

次はいよいよ秋の発表会!

 

生徒たちがどんな風に成長して行くのか、今から楽しみです🎵