アカデミーで初となる、コンクールの「コンテンポラリーダンス部門」に出場した生徒についてのお話の続きです。
前回の記事になります。
『ローザス』のDVDを見て「面白かったです。」と話してくれたので、【コンテンポラリーダンス】というものに興味を持ってくれたと確信したので、他の作品のDVDも何枚か渡してみました。
DVDを返してもらう時の彼女の表情から、彼女の感性にコンテンポラリーダンスがマッチしたと確信しました。
昨年、偶然にも、そのDVDのカンパニー『ローザス』が 名古屋で公演とワークショップを行いました。
コンテンポラリーに興味を持っているのなら、ということで、 彼女にワークショップがあることを伝えると、 彼女はワークショップに申し込んでレッスンを受けてくれました。
まさに「ハマってしまった」という表現がふさわしいように、 コンテンポラリーのことをもっと学びたい、と感じたようでした。
彼女は公演も見に行ったようで、 帰り道に私と一緒になり、カッコいい舞台だったね、と 公演の素晴らしさを語りながら、帰りました。
今年の3月に彼女から、コンテンポラリーの道に進みたい、 との意思を持っていることを聞きました。
彼女の資質を引き出してあげたい、 また、他の留学希望のジュニアの生徒にも 刺激になるだろう、と考え、 コンテンポラリーのオンライン・クラスをお願いすることにしました。
指導は劇団四季の舞台でも活躍し、9月にスタジオ主催のコンテンポラリー ワークショップで指導していただいた乾直樹先生です。
乾先生は、ミュージカル「エリザベート」の公演に出演予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で公演全てが中止となり、スケジュールが空いたタイミングだったので指導を引き受けてくださることになりました。
オンラインクラスは週1回で、一か月ほど行われました。
つづく