エモーショナルトレーニングの水井博子先生をお招きして表現力セミナーを開催しました。
この講座は今年で5回目となります。
続けて受講している生徒は感じる力がだいぶ育ってきたので、今回は初めてエモーショナルトレーニングを受ける小学3~4年生クラスと、何度も受講している6年生以上のクラスに分けました。
今日は6年生以上のクラスで感じことをお話ししたいと思います。
---------------
このクラスに参加した生徒は、昨年オンラインで五感を使ったエクササイズを、約10日間の期間中に3回行いました。
自粛期間中でしたので、自分自身の五感や感情に向き合うには絶好のチャンスでした。
昨年、たっぷりと時間をかけて五感や感情を感じる力を育ててきたので、
今回は相手に【伝える】という事をテーマに2日間講座を行いました。
〈感情を味わう...〉
私たちは
ポジティブな感情はいいもの
ネガティブな感情はダメなもの
こんな風に思いがちです。
でも、
人間だから ネガティブな感情は持っていいんだよ
ネガティブな感情も表現出来るようにしたい
困った感情もOK
残念に思ってもOK
そう、自分自身に言ってあげるところからスタートしました。
今回このクラスで行ったワークは、プロの役者さんが学ぶ演劇の練習がベースになっています。
博子先生自身が学び、体験し、心と身体に落とし込んだものを、バレエの表現力に活かせるように、エモーショナルトレーニングとして先生が再構築したものを生徒たちに提供していただきました。
かなり内容が濃く、レベルの高いものでした!
初日の後半では、生徒たちが隠しているしている心の内が
みるみる浮かび上がってきて、
丸裸になり
隠している感情が露になって、
苦しくなったり...
自分自身を誤魔化す、というのは想像していましたが、「ここまで見えるの!?」 と本当に驚いてしまいました。
それと同時に、私が見たことの無い生徒の姿もあったので、そこは大きな収穫でした。
今回はかなりレベルの高いワークを行ったので、みんな必死でした。
でも、上部(形)だけの表現では意味がない、ということを生徒たちは体験し感じ取ってくれました。
つまり【本物の表現】と【偽物の表現】の違いです。
素晴らしいと思いませんか!!
私は心や感情が伴った表現を目指しています。
そしてそれを生徒たちに求めています。
ほんの僅かですが生徒たちはそれを感じ取ってくれました。
今回の体験が生徒たちから滲み出て来るまでには、まだもう少し時間がかかるかもしれません。
でも確実にプラスとして現れて来ます。
皆さん、楽しみにしていてください!