こんにちは。
バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。
今年の発表会の後、小学生クラスと初等クラスの生徒たちに、何でもいいので目標設定をしてもらいました。
来年の発表会までに、
膝の裏がきれいに伸びるようにしたい。
ジャンプの時のつま先をもっと伸ばしたい。アラベスクの脚をもっと高く上げたい。
等、色々ありました。
そんな中で小学生クラスの生徒たちの多くが、
『毎日柔軟をする』
という目標を設定をしてくれました。
そして今回はただ単に『毎日柔軟をする』という目標ではなく、具体的に 『どこを伸ばしたいから、どんな柔軟をする?』 というところまで考えてもらいました。
小学生クラスの生徒たちにとっては、考えること自体が少し難しいかったかもしれませんが、レッスン中にみんなで色々アイディアを出し合って考えたので、それぞれが自分に必要な柔軟を見つけて決めることが出来たと思います。
先日、レッスンの最後に 「決めた目標やってる?」 と、何気なく聞いたら 「やってる!なんかめっちゃ楽しくなってきた!!」 という返事が返ってきました。
この時の生徒は、眼がキラキラしていて、笑顔で、自信に満ち溢れていて、普段のレッスンではあまり見たことの無い表情だったので、私も驚いてしまいました。
きっとこの生徒は、自分で決めたゴールに向かって、毎日柔軟をやり続けているのだと思います。
そして、それをやり続けていることで、レッスンで何か手応えを感じているのだと思います。
だから、自信に満ち溢れた表情になったのだと思います。
親や教師が、「あれをしなさい」「これをしなさい」と言っても結局は無駄で、 子どもが自分で目標を決めて、それに向かってやることが、子ども自身の自信に繋がるのだな、ということがはっきり分かりました。
子ども自身がやる気を出すと、指導者が想像していた以上の結果が得られることが殆どです。
生徒たちが今年最後のレッスンでどんな風に変化しているのかが、とても楽しみです。
子どもには無限の可能性があります。
ですので、親子さんにはじっと見守っていただきたいと思います。