来月からコンテンポラリークラスをレッスンに組み込むことにしました。
今日はそれについての私の想いをお話しさせていただきます。
私は以前からコンテンポラリークラスを定期的に行いたいと、ずっと思っていました。
理由の一つ目は、私自身がコンテンポラリーダンスを踊ること、観ることが大好きだからです。
私自身がコンテンポラリーダンスを踊った時に感じた重力、空間の広がり、自分が感じたままに動いてもいいんだ、という楽しさや自由を、生徒にも味わってもらいたいからです。
二つ目の理由は、現代のバレエ界はクラシックバレエだけでなくコンテンポラリーダンスも両方踊れるダンサーが求められているからです。
特に海外やプロを目指す生徒にとっては、必須となります。
三つ目の理由は、コンテンポラリーダンスを学ぶことで、生徒の可能性が広がるからです。
クラシックバレエという厳格なポジションを求められるダンスでは、自分自身を表現しきれないことがあります。
例えば…
身体の方向、腕・脚・顔の位置、脚の付け根からつま先にかけてのライン…
決められていることが有りすぎて、テクニックを気にする余り、心を解放できずモヤモヤした気持ちで踊ってしまうことがあります。
「もっと自由に踊りたい!」という感情が沸き起こることもあります。
しかし、コンテンポラリーダンスになった途端、音楽に乗り自由に思い切り自分を表現できることができたりします。
これは私自身がこんな風に感じた経験があるので、きっと同じように感じる生徒もいるのではと思っています。
そんな生徒のためにもコンテンポラリークラスはやりたい、やってあげたいと思っていました。
クラシックバレエの基礎があるからこそ、コンテンポラリーダンスの表現の幅が広がります。
反対に、コンテンポラリーダンスを学ぶことによって身体の使い方が上手くなったり、音楽性が磨かれたりします。
つまり相乗効果が期待できるということです。
一人でも多く、コンテンポラリーダンスに興味を持っていただけたら嬉しいです。
今日はコンテンポラリークラス導入に当たっての、私の想いをお話しさせていただきました。