バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

15年間、ありがとう

昨日、高校3年生の生徒が一人、アカデミーを卒業しました。

 

今のスタジオを建てる前、町内会の公民館を借りてレッスンをしていました。

床は所々剥がれて軋んでいて、勿論リノリウム(滑らないバレエ用マットのこと)や鏡などありませんでした。

そんな時代からの生徒です。

 

元々、身体の条件がバレエに向いていて、教えてもなかなか出来ない事が感覚で出来、音楽性もあり、非常に将来性のある生徒でした。

 

本格的にバレエをやるなら、そろそろ...

という時期にコンクールに挑戦させました。

でもこの時はこちらの思いと、本人の気持ちとの間にズレがあったので、コンクールは辛く苦しい挑戦となりました。

 

でも、止めずに続けてくれたんですよね。

 

そして昨年、高校3年生の春に本人から直接、『コンクールに再度挑戦したい』と申し出があり、出場することになりました。

 

高校生になり、身体の成長が落ち着き、骨格も出来上がり、内面も成長したので、この時は本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

子供が『やりたい』と言った事を、親が無条件で受け入れる事で、初めて子供は自らの可能性を広げられるんだと思います。

 

この生徒は、親に信頼され、自分の考えを受け入れて貰えた事で、自己肯定感が上がり、自分に自信が持てるようになりました。

 

最後のレッスンの後、お母さんが挨拶に来てくださいました。

「先生のお陰です。本当に感謝してます。」と仰ってくれました。

嬉しかったです。

 

親御さんが子供を信頼し、子供の考えを全て受け入れてくださった結果であって、「バレエ」は単なるきっかけにしか過ぎません。

 

 

最後にお母さんが

「幸せです」

と仰っいました。

 

親が幸せだと感じれば、子供も幸せだと感じるはずです。

 

親に信頼された子供は無敵です!


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最後に...

未熟な指導者だったにも拘わらず、よく最後まで付いてきてくれました。

本当にありがとうございました。

私の方こそ、楽しい時間を過ごさせていただき、感謝しかありません。

15年という長い時間、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

#生徒#卒業#感謝