バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

デンマーク スタディツアー 3日目 Part1

こんにちは。

バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。

 

デンマーク3日目の朝は、フリースコーレ(日本のフリースクール)の見学です。

日本のフリースクールは、不登校になって通常の学校には通えなくなった生徒が行く学校。 私はそんなイメージを持っていましたが、こちらの学校は普通の私立の学校、そんな印象でした。

 

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今回見学した学校は0年生(年長)~9年生(中学3年)まであり、1学年20名程

 

デンマークでは条件を満たせば親やボランティアによって学校を設立することが出来るそうですが、80%は3年以内に潰れてしまうそうです。

政府からの資金援助もあるけれども、運営していくのはなかなか厳しいということでしたが、こちらの学校は設立から50年ということなので、かなり組織としてしっかりしている学校だと思います。

 

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左 校長先生  真ん中 教頭先生  右 通訳のソーレンさん

 

 

校長先生は

・何故学び、なぜ教えてもらっているのか

・子ども自身学ぶことにどう思っているのか ・どう感じているのか

・聞くだけではなく、体験する これが子どもたちにとってとても大切である。

 

とおっしゃっていました。

ただ単に知識を教える教育ではなく、子どもたちがいかに気持ち良く学校生活を送れるのか? そこにフォーカスを置いてるのだな、と感じます。

 

「学校は 子どもたちが居たがる場所 子どもたちが嬉しいと感じる場所 でなければなりません。

そして、 学校と生徒、学校と親の間には信頼と安心感がなければなりません。

私はそう考えています。

そのためにコミュニケーションを取ることを大切にしています。」

 

校長先生のこの言葉が何だかとっても心に響きました。

 

 

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廊下で学習している子どもたち

 

 

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2年生の国語の授業

 

 

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3年生の国語の授業

机の並べ方が日本と違って、自由な感じでした。

 


デンマークでも

心配性の子ども

感覚過敏な子ども

不登校の子ども

が増えているそうです。

このような子どもたちがこちらのフリースコーレに通って来ていますが、これらの子どもたちへの支援は十分ではないので、ここの学校では、クリエイティブに考えて支援しなければならないと考え、各フロアーにサポートする先生を置いているそうです。

 

 

【学校】という枠の中に子どもを合わせて行くのでなく、

【子ども】に合わせて学校が対応していく

日本ではなかなか難しいことだと思いますが、デンマークの教育はそこの部分が中心にあるのだと思いました。