こんにちは。
バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。
先日、あるお母様から素敵なエピソードを聞かせていただいたので、今日はそのお話しをしたいと思います。
今月初めに名古屋でKバレエ・カンパニーの「くるみ割り人形」の公演があったので、このママと生徒は舞台を観に行きました。
開演が午後6時半、終演は午後9時過ぎ。
瑞浪市から公演が行われる会場までは約1時間。
小学校から戻って来て、大急ぎで準備をして出掛けても、開演ギリギリの時間になってしまいます。
終演後はすぐに電車の乗ったとしても、自宅に着くのは10時過ぎになってしまいます。
当然、この日は学校の宿題をする時間が取れないので、やることが出来ません。
それが分かったので、今回お話しして下さった方のお子さんは、同じクラスで一緒に観に行くお友だちと共に、先生に事情を話して、事前に宿題の範囲を教えてもらったそうです。
そして、教えてもらった宿題を前もってやっておいたそうです。
お母さんにそうしないさい、と言われた訳ではなく、本人がお友達と相談して一緒に決めて担任の先生にお願いをしに行ったそうです。
お母様は、自発的に子どもがこのような行動をしたことをとても喜んでおられました。
私もこのお話しを伺って、二人の生徒がこのような行動を取れるようになったなんて!と驚きました。
このお子さんの変化、実はお母さんが変わったからなんです。
このお母様は、この公演の数日前に行われた茶話会に参加されました。
そこで色々なお話しをされて、子どもに対する気持ちの持ち方や言葉がけを変えられたそうです。
つまり、何か小さなことでいいので、親が変われば子どもが変わる、ということなんです。
私はある日レッスン中に生徒に質問をしました。
「ねぇ、どうしてそんなにバレエやる気あるの?」と。
答えは
「だって、ママが変わったんだもん。めっちゃ変わったもん。」と。
【頑張りなさい】
なんて言葉なんか必要無いんですね。
「あれをしなさい」
「これをしなさい」
という言葉も必要ないみたいです。
お母さんが少しでも何か変われば、子どもは自然と勝手に変わって行くんですよね。
子どもって、ママの変化をエネルギーでキャッチしているんですよ。
凄いですよね!
ママが少し変わってくださると、子どもたちは凄く変化します。
その変化が踊りに出るんですよ。
その変化の瞬間に何度でも立ち会いたいと思っています。
子どものエネルギーの出る瞬間、ママも見たいですよね。
その為に、ママも少し変化してみましょう。