バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

夏の講習会

こんにちは。

バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。

 

今年の夏休みは、沢山の生徒が外部の講習会に参加をしてくれました。

教室内では時々、講師の先生をお招きしてワークショップなどを行ってきましたが、生徒自身が

初めての場所

初めてのお友だち

と一緒にレッスンを受ける、という経験は、これまであまり無かったので、とっても勇気のいる挑戦だったと思います。

 

今日はその中から、外部講習会に参加したFちゃんの付き添い兼見学で、私か見て感じたことを、お話ししたいと思います。

 

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今回私が見学した講習会は、英国ロイヤルバレエスクールの校長先生が指導するクラスでした。

対象年齢は、11歳~13歳

優秀な生徒には、海外のサマースクールの参加許可や、スカラーシップなどが与えられるものでしたので、海外留学を目指す意思を持った生徒たちが沢山参加していたと思います。

 

〈明確に海外を目指す意思のある生徒〉たちが多く参加する講習会でしたので、自ずと参加者のレベルは高くなります。

身体のライン

基礎

テクニック

アンシェヌマン(順番)を覚える能力

音楽性

アピール力

どれを取っても、これまでFちゃんが参加したことのある講習会の中で、一番レベルの高いものだったと思います。

 

いつも物怖じしないFちゃんですが、今回ばかりはかなり緊張したように見受けられました。

レッスン後にFちゃんに感想を聞きましたら、やはり緊張して思うように動けなかった、という返事が返ってきました。

顔の表情も少し落ち込んだ感じでした。

 

でも、私はこの感想を聞いて、 

「あぁ、Fちゃんも少し大人になったな。」

そんな風に感じました。

 

これまでFちゃんは緊張しても、それを楽しむことが出来、それを成長の糧としてきました。

けれども今回の経験では、

同年代のお友だちのレベルや自分のレベルをはっきりと感じ取ることが出来たと思いました。

それが緊張という形で現れ、自分自身もこれまで感じたことの無い感覚になり、思うように動けなくなってしまったのだと思います。

 

この経験はFちゃんにとって、辛い経験になったかもしれませんが、長い目で見れば、心の成長過程としては当然起こりうることですので、教師側からすると、

「また一歩成長したな!」

そんな風に私は受け止めました。

 

そしてこの経験がこれからのレッスンのモチベーションに繋がることを期待しています!