バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

デンマーク スタディツアー 1日目

こんにちは。

バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。

今日からシリーズでスタディツアーの報告をしたいと思います。

 

 

デンマーク初日は、市内観光から始まりました。

ボートに乗り、コペンハーゲンの街をの~んびりと散策。

 

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その後は、歩きながら市内観光を少し。

途中、図書館にも立ち寄りました。

 

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ここはキッズエリアです。

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グリーンに統一されてとても落ち着いた印象で、日本の図書館と雰囲気がだいぶ違うな、と感じました。

 

 

 

午後からはいよいよ視察研修です。

 

この日私たちは、公立小中学校(1 000人程)に併設されている放課後スクールを訪問しました。

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これは建物のほんの一部です。

余りの広さに驚いてしまい、全体の写真を撮り損ねました。

 

日本の学童保育のように、学校の授業が終わってから夕方まで過ごす場所なのですが、私の知る学童保育とは全く違う場所でした。

 

サッカーやバスケットボール

ボードゲームやパソコンルーム

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音楽をやったり

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クラフトや手芸、DIY等々

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みんな好きなように、思い思いに放課後の時間を楽しんでいました。

 

ここでは、全てにおいてルールは少ないのだそうです。

理由は、

自分で判断出来るようにするため

だそうです。

 

日本の学童保育のように、みんなで同じ時間に遊んだり宿題をすることは無いそうです。

あくまでも子どもたち自身が、自分のやりたいことを自分で考えて様々なことを行っていました。

大人はアシストするだけだそうです。

 

放課後スクールの次は、ここでペタゴーとして働いているマスさんの案内で、隣の小学校の中も見学をさせていただきました。

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(ペタゴーは、学校の先生と生徒の間に入って、子どもたちの生活教育や支援をしていく役割の人のことだそうです。学校以外にも、幼稚園や保育園、障害者施設や病院等で活躍しているそうで、日本には無い職業なので、私もまだしっかりと理解出来ていません。)

 

私が教室の中に入って驚いたのは、壁に向かって置いてある机と椅子でした。

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授業中、音や光が気になって、授業に集中出来ない生徒は、この様に壁の方を向いて、他の生徒から一旦離れることが出来るそうです。

なんてフレキシブルなんだろう!

そう思いました。

 

この日、ペタゴーのマスさんのお話を伺って、とっても印象に残った言葉があります。

デンマークでは、大人が言ったから〇〇しなければならない。 という、ルールや文化はない。

デンマークでは、国として、学校として、子どもたちが「問題なく暮らせている」「上手くいっている」という考えにフォーカスしている。

・子どもたちが気持ち良く、快適に暮らすこと、過ごすことを大切にしている。

 

そして、そのために、子どもたちととにかく対話をするのだそうです。

大人のルールを守ってもらおうという考えは無いそうです。

 

 

デンマークでは、子ども主体で物事を考え、とにかく子どもたちがのびのびと心地よく過ごすことにフォーカスを置いているんだな、と強く感じました。