こんにちは。
バレエ・アカデミー瑞浪&恵那の教師、マリ康子です。
先日のブログ【安心感】の記事に
「バレエを頑張りたかったら、まずは学校のことをきちんとやりなさい」
これでは上手くいきません。
ということを書きました。
「先生、我が家では学校が一番大事なので、そこをせずにバレエはあり得ません。」
とおっしゃるご家庭もあるかと思います。
私が皆さんにお伝えしたかったことは、
学校のことを疎かにして、バレエを頑張らせなさい。
ということではありません。
勉強等の条件を付けずに応援してあげれば、子どもは安心して色々なことに挑戦するようになりますよ。
ということです。
安心して好きなことに挑戦する子どもは、学校のこともしっかり出来る子に育ちます。
それは、本人がバレエを頑張って行くうちに、勉強も必要だということを自分自身で分かるようになるからです。
自分で必要だと思えば、自分からするようになります。
そうすれば、必然的に成績は伸びます。
やらされていないからです。
好きなことだけをやって、勉強をやらなくなるのでは...
こう心配される方もいらっしゃるかもしれません。
今まで生徒を指導してきて私が感じるのは、安心感を持って好きなことをする生徒は、勉強もきちんとやれる、ということです。
あれこれ言わなくても必ず自分からやってきました。
もし、宿題もせずに好きなことだけをやってるのであれば、その子どもは本当に好きで、その世界で生きる子どもだと思います。
みなさんもご存知の、魚のことが何でも分かる「さかなくん」。
彼は子どもの頃、毎日タコの絵を描いていたそうです。
明けても暮れてもタコの絵。
もし、お母さんが 「タコの絵ばっかり描いてないで、少しは勉強しなさい」 なんていっていたら、今の「さかなくん」はいないかもしれませんよね。
さかなくんのお母さんは、さかなくんがあまりに毎日タコの絵ばかりを描いていたので、お母さんも毎日タコを買ってきて、毎日タコ料理だったそうです。
子どもを信じて待つ。
難しいです。
本当に難しいです。
私もなかなか出来なくて、ついつい言い過ぎてしまうことが多々あります。
でも、子どもはちゃんと分かっているので、安心感を与えて待つだけでいいんだろうな、と思います。