バレエ·アカデミー瑞浪&恵那 マリ先生のお話し

~バレエを通して自分らしさを育てる教室~

バレエアカデミーmい図波・恵那マリ先生のお話

第23回発表会を終えて その1

バレエ・アカデミーでは、12月5日に、

多治見市市民文化祭に参加する形で、

第23回発表会を行いました。

今回は、この発表会について、開催に至る過程、リハーサルの様子も含め、記事にしていきたいと思います。

 

バレエ・アカデミーでは、例年秋に、4か月の準備期間(リハーサル)を経て発表会を行っています。
けれども、今年はコロナウィルスの影響もあり、生徒や保護者のみなさま、
観に来てくださる方々の健康を最優先し、中止の決定をいたしました。


毎年参加している多治見市市民文化祭も、例年は6月に行われているところ、
延期が決定され、7月に、12月開催の知らせをいただきました。

感染対策をしっかりされた上での開催とうかがい、
バレエ・アカデミーでは、今年も文化祭に参加することにいたしました。

例年通りの発表会は難しい状況ですが
制約の多い状況下で、懸命に練習に励んでいる生徒たちのためにも
もし可能ならば、今年も発表会を行いたい、という気持ちがあったからです。

 

例年とは違う、様々な制約の中での発表会。
上演時間も短く、お客様も、大勢はお招きできない状況でした。

私たちが、いかに努力をしても、どうにもならないことがある、だからこそ、
特別記念になる、記憶に残るような発表会にしたいと考えました。

そこで、今回は、出演者全員に、ソリストの役を演じてもらうことにしました。
各々、違う作品でのソリストとなるのです。


初めてソリストの役に挑戦する生徒も多くいました。
ソリストに挑戦できることに、嬉しい・誇らしい気持ちになった生徒も、いたことでしょう!

 

この試みは、二つの点で、例年と異なります。

それは、①例年のように集団で踊るのではなく、一人、もしくは二人で踊るということ。
そして、②集団で同じ作品を踊るのではなく、生徒それぞれが、別の作品を演じるということ、です。

 


①②に伴い、例年と違った課題もありました。

①については、集団にまぎれることがない分、
一人一人に、よりいっそう、技術的なレベルアップが求められることとなりました。

②については、どの作品を踊るのか、の決定にも関係します。
ソロの役を決めるにあたっては、それぞれに、習得して欲しい技術(テクニック)が入っている作品に取り組んでもらうこととしました。
例えば、キープ力を付けてほしい、という場合は、バランスを長く取ることが求められる作品を選ぶ、ということです。
(加えて、役を演じますので、年齢に沿った役かどうかも、考慮します。)

このことから、今まで以上に、自分の課題となるテクニックに重点的に取り組む必要が出てきたのです。


発表会に向けた練習(リハーサル)では、マンツーマンでの指導が多くなり、
メンタル面でも、例年の発表会のリハーサル以上に、自分に集中して自分と向き合うことが必要となりました。

 

これは今回私が最も重視したところになります。

次回はここについて、もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。